築100年の古民家。ー HOTEL 講 大津百町 ー
大津百町商店街町屋ホテルプロジェクト
「大津百町」とは、江戸時代に町割が100町あったとい言われ、その繁栄を称してつくられた言葉。豊臣秀吉の時代
に大津城が築かれた頃、現在の市街地が形成されました。その後、徳川政権下で城下町から商業都市へと変化し、
江戸幕府の天領として発展した歴史があります。
市の調査によると、宿場町として栄えた市中心部には現在約1500棟の町家があり、その1割は空き家。活用が
難しく多くは取り壊されています。
半世紀ほど前までは、「結」(ユイ) や「講」(コウ)という日本の伝統文化を象徴する相互扶助組織がどこにも存在
していました。集落を代表して神社仏閣に参拝し、その道中で学んだことを仲間に伝えることも目的でした。
伊勢に詣でたように大津に来てほしい、古き良き日本の空気感を体感してほしい。ホテル名「講」にはそんな
想いが込められています。
木の家専門店 谷口工務店 _ 事業主
1994年創業。お客様も喜ぶ 社会も喜ぶ 職人も喜ぶ 自分も喜ぶ〈みんなが喜ぶ家づくり〉を経営理念に事業を展開。
木の家にこだわり社員大工を多く抱え、大工技術を高め継承し、社会貢献を目指す。木造注文住宅の設計・施工・工事管理、エクステリア工事、木製オリジナル家具製造。
無有建築工房 _ 建築設計およびインテリア設計
建築家 竹原義二氏が主宰する建築設計事務所。氏は 2000-2013 大阪市立大学大学院生活科学研究科・生活科学部教授。2015- 摂南大学理工学部建築学科教授。受賞/渡辺節賞、村野藤吾賞、日本建築学会教育賞、日本建築学会著作賞、日本都市学会業賞など、多数。
PLUS ROGOBA _ 家具監修:北欧家具・照明、ロゴバキリムの提案および商品選定
プラス ロゴバは、「木の家専門店 谷口工務店」と北欧家具・キリム専門店「ロゴバ」がコラボレーションして生まれたインテリアショップです。
※ 1992 年創業の「ロゴバ」は、北欧家具・キリム専門店であるROGOBAを運営し、インテリアを構成する上質でこだわりあるアイテムを提案するユニークな企業です。
萩野寿也景観設計 _ 庭設計・施工
造園家 荻野寿也氏が代表を務める荻野建材株式会社の設計部門( 2006 年設立)。主に住宅の造園設計・施工・管理。受賞/第十回大阪府みどりの景観賞