Arne Jacobsen
アルネ・ヤコブセン
1902 - 1971
1927年、王立美術大学建築科を卒業。デンマーク近代建築、機能主義建築の旗手として多くの建築を設計、同時に家具を設計し、家具デザイナーとしても多くの名作を残している。特に新しい素材と技術を使って、ユニークな形態の家具をつぎつぎと生み出した。量産可能な素材と技術による新しい世界の創造は、それまでのデニッシュデザインに新世界を開いたといえる。彼は建築家として単に建物のみを設計するだけではなく、常に建築環境全体を総合的にまとめあげることをめざしており、生活什器からインテリアファブリックス、時としては造園までデザインした。その幅の広さは他のデザイナーの追随を許さない。1956年から1965年まで、王立美術大学建築科教授をつとめる。
織田憲嗣氏著「デンマークの椅子」より引用